無名一般人の雑記

備忘録というか記録みたいな

去年見た面白かったアニメの感想

あけましておめでとうございます。

前回の更新はクリスマスだったので20日ぶりの更新か。新年も変わらず虚空に向かって侮辱を垂れ流すブログを続けていきたい所存です。

 

…まあタイトルのとおりなんだが、もう1月も15日だというのに去年見たアニメを紹介するのは微妙に旬を逃してる感がすごい。去年した〇〇について語る人の数って今紅白に韓国人出まくってたことに文句を言う人ぐらい少ないんじゃないか?

でもさあ…ブログって見た映画とかわかったふりして紹介するところやん?オチが秀逸なので星4つとか恥ずかしげもなく書くところやん?…しかも年末に思いつけばいいのに今さっき思いついてん。ワテも人やさかいそういうの憧れんねや。今日ぐらい堪忍しておくれやっしゃ。

 

…茶番もこれぐらいにして本題にいきます。別にランキングするほど見てないとかではなく、ただ見たアニメの概要と感想を垂れ流していきます。考察とか深い話はほかを当たってくれや。

 

 

1.ゆるゆり

はい。初っ端からキモータ感がすごい。概要としては

旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続ける4人組。それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリー。

 

して、なぜこのタイミングでゆるゆりなのか?という問題だが、家族のアマプラから抜けて自分のアカウントに切り替えたからである。やっと人の目を気にせず作品を鑑賞できるようになった。そこで前々から見たかった本作って訳よ。

内容

概要の通り、中学生の女の子達がワチャワチャするだけのアニメなのだが、題名の通りゆるく百合の要素が入ってくる。といってもガチ百合属性なのは吉川ちなつ(ピンク)と杉浦綾乃(紫)(と池田(白)姉妹も一応)とあかりの姉ぐらいで、あとのメンツがガッツリ百合展開になるわけではない。で、その二人ともごらく部部長(?)歳納京子に惚れている。かといって件の歳納京子が(主軸ではあるが)主人公という訳では無い。あくまで主人公はごらく部一年・赤座あかりという事実はたとえ原作者、制作側、視聴者からどれだけ揶揄されようとも覆せない・・・!…俺は何を言ってるんだ?

内容②

冗長になりがちな日常系のアニメだが、ギャグパートと百合パートのメリハリがあって見ていて飽きない。そしてその2つの要素を千歳の妄想→鼻血というお決まりのパターンでつなげられるのが強い。ギャグありメタあり百合ありでカオスなのだが、それぞれの要素がちょうどよく面白い。そのおかげか3クール+劇場版(なちゅやちゅみ)、劇場版を補完するなちゅやちゅみプラスとova全部1週間ぐらいで見た。

感想

俺の好きなクールは3期(さんハイ!)である。

劇場版を境に制作会社が変わり、絵が1.5倍くらい可愛くなったのと、いま時点で最後のTVシリーズという感慨、そして俺が小6、つまり深夜アニメという存在を認知し始めてすぐの頃、親に隠れて見ていたというおもいでが大きい。あの頃は深夜アニメを録画しては親に「これ録った?」と聞かれ「し、知らんよ、バグで録れたんじゃないの?」とごまかしては眼前で録画を消され、苦虫を噛み潰すような思いをしていたな…今思えば俺が録画していたことは確実にバレていたし、我が息子が「深夜アニメを隠れて見るエロガキ」として見ていたことであろう。

…まあそんなことは置いといて、疲れてるときに見ると余計疲れるか超癒やされるかが人によって分かれる日常系アニメなのではないでしょうか。ちなみに私は京綾派です。

 

 

 

2.邪神ちゃんドロップキック

はい、夏アニメですね。概要は

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らすちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。「邪神ちゃん」を召喚したものの彼女?を魔界に帰す方法がわからない。仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? ひとりの少女と悪魔「邪神ちゃん」が繰り広げるちょっと危険な同居生活コメディ!

 

…最近やっと俺こういうの好きなんだなってわかってきたわ。

内容

ゆるゆりから百合と真人間の感覚を減らしてスプラッターとエロを足したような作品です。大体の流れとしては邪神ちゃんがゆりねの殺害を企てる→ゆりねのお仕置きというパターンをなぞるアニメのはずなのだが、あえてなのだろうがアニメでは時系列が無視されているせいで、第一話からなんの説明もなく半分蛇の金髪とエジプト風少女と牛娘と貧乏くさい天使とゴスロリがすき焼きを囲むという、「あれ?俺一話再生してるんだよな?」と視聴者に錯覚を覚えさせる洗礼*1から始まるような軽くネジの吹き飛んだ内容となっている。また神保町に実際にある店が頻繁に出てくるのも特徴だろう。現在無印、’、Xと3期まである。

感想

俺が見始めたのは6月ぐらいだったのだが、夏に3期が始まるとはつゆ知らず、おかげで3期のミクさん登場から地方紹介アニメへの以降、自治体からの予算打ち切りまで(色んな意味で)楽しむことができた。

この作品の魅力は公式がいい意味で節操がない所でもある。初音ミクカメオ出演できるならほぼ毎話登場させるし、youtubeで転載切り抜きが再生数を稼ぐ前に公式が切り抜いてアップロードするし、クラウドファンディングでの制作なので、悪く言ってしまえばアニメを続けるためには何でもしてやるという覚悟が伺える。そういう泥臭い制作側の心意気、せっかく限りある話数を切り詰めて地方紹介アニメを放送したのに、クラファン元の自治体から予算を打ち切られるといった不憫な点からつい作り手の肩をもんでやりたくなる。今度OVAの制作が決定したようなので、世論や糞ポリコレに負けずに頑張ってほしいものである。



 

 

3.フリクリ

急にテイスト変わったなとか言わないでくれ。

ここでは(2016年になって公開された映画と2期はまあほぼ別物なので)2000年制作のOVAを紹介する。制作は言わずとしれたガイナックス。概要としては

地方都市・疎瀬(まばせ)に住む小学生のナンダバ・ナオ太は、ある日、謎の女が乗ったべスパに轢かれてしまう。“すごいことなんて何もない”はずだったナオ太の周囲が、その日からあり得ないことだらけになる。ナオ太の頭から角が生え、さらにはロボットが出現。元凶の女・ハル子はケロリとした顔でナオ太の家に家政婦として登場。この女、いったい何者なのか?・・・

 

内容

概要はハル子の正体が重要な鍵を握っていそうな書き方をしているがそこまで重要なネタバレ要素ではない。というか俺個人の意見としては、もしあなたが本作を初めて見るのなら、一周目見る際はストーリーの深読みはそこまでせずに視聴者を置いてけぼりにする疾走感を楽しんでほしい。

感想

実はこれが去年見た中でも一番刺さったアニメ。この作品の何がいいって、とにかくかっこいいところだろう。登場人物、敵キャラ、設定、小道具(というのか?)、pillowsの音楽、すべてに「俺達が考えたかっこいいもの」が詰め込まれているような感じ。あと令和に生きる者としては4:3の画面構成もかっこいいし、90年代がリバイバルしている今の世代に刺さると思う。かといって下手に当時の時事ネタとかがブッこまれてないからか、全く古臭くない。20年前のアニメなのに今風な洒落た感じがある。

一部の数寄者外国人といわゆる「センスのある人間」から絶大な評価を誇っているらしいが、ノリの軽さとか描かれる小道具がいかにもサブカルめいたというか、ロボットがチャンバラやるのを見たいオタク向けというよりは下北沢とかのストリート(?)な匂いがして、エヴァとは別方向ではあるがまあその界隈で人気出るわなと感じる。

あと俺はアニメにハマってもコミカライズを読もうとか絵コンテ集を買おうとかあまり思わない質なのだが、残っているすべての絵画資料を載せた(らしい)フリクリアーカイブスという書籍や小説版を買った。控えめに言って最高なのでみんな買おう…いや黙って買え!そしてウエダハジメの漫画版を復刊させようではないか。



 

 

4.エイリアン9

危険で気持ち悪くて誰もやりたがらないエイリアン対策係になってしまった第9小学校6年の女の子、ゆり、くみ、かすみ。その活動とは、ボウグと呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイリアンを撃退・捕獲することだった!

知ってる人が少ないがかなりおもしろい。2001年制作。

内容

この概要、そして絵柄を見るとNHKの夕方にやっていそうな生ぬるいロリコンアニメに思えるだろう。しかし実際はこの作品、(ロリコンアニメかつ)かなりハードなSF。主人公の大谷ゆりなど人間を描く可愛らしいタッチとは対照的に、生理的に受け付けないような気持ち悪いエイリアンが多数出てくる。で、脳天に寄生するお供役のボウグもそんなにかわいくない。こんな状況なので、泣き虫なゆりちゃんにも同情したくなる。

しかしこの作品がすごいのは、ただキモい生物とロリを並べているだけではない。辛いだけの対策係の仕事には都合のいいリセット設定や妥協は無いのだ。その容赦のない世界観、見ていると感じる違和感とストーリーを追うごとに明らかになっていくその違和感の正体こそがこの作品の本命なのだが、残念ながらアニメ化されているのは漫画版全3巻のうち、2巻の初めまでとなっている。しかしアニメ版の出来は素晴らしく、気持ち悪いエイリアンや人間側の主要兵器であるボウグの出すドリルの動きは見ものだ。また音楽も素晴らしく、可愛らしい中に不穏な雰囲気の立ち込める世界観を見事に表現している。ちなみにサントラはプレミアが付いていてとても買える値段ではない。タスケテ

感想

原作者の他漫画や作者直筆の18禁同人誌についても紹介したいところであるが割愛させて頂く。もっと人気出てもいいし、あのdアニメで絶賛配信中なのだがお気に入り登録数は4000ぐらいしかないほど知名度がない。それこそエヴァとか好きな外国人が好みそうなのにあんま話題になっている感じがない。なのでもしアニメの話ができる友人がいるなら鼻高々にアニメ好きをアピールできる作品であろうが、これを勧めると(ハードSFロリコンアニメなので)数少ない友達が減るという、諸刃の剣。素人にはおすすめできない。いろんな意味で玄人好みなアニメ。

 

 

 

5.(番外編) ずんだホライずん

(厳密に言うと違うらしいが)ボイスロイドで有名な東北家の面々が登場するアニメ。年末に限定公開していたので見た。

恥ずかしながらこの界隈に詳しくないので動画でよく出てくるきりたんと去年流行ったずんだもんぐらいしか知らなかったが、(いい意味で)まともなストーリーじゃないのでそんな詳しくなくても問題なかった。とにかく公開されているうちに見てほしい。ちゃんこちゃんかわいい。

 

youtu.be

 

あとがき

はい、いかがでしたでしょうか。結構古いもの、マイナー物ばかり見ている傾向がある。というのも、俺は最初の一歩が踏み出せない症候群に陥っているのかもしれない。オタクという人種は最初否定から入って最終的に全肯定するようになると言われているが、俺の場合最初の拒否反応で止まってしまう傾向がある。そのせいで大物揃いだった秋アニメも見逃したし…。この癖は早いとこ直したい所である。

今年は天国大魔境とかデデデデのアニメ化が決まってるし、現在放送中のアニメも辟易せず視聴していきたい所存。あらした。

*1:通称すき焼きショック